「つれづれ」

深い沢で生活する「モミジ」群のサルたち(13年2月18日)
 
 昨春、朝日小学生新聞の方から「新聞連載」を書いてみませんかというお誘いがあり、4月から月一回月末に、「北限のサル」や「カモシカ」をテーマにフォトストーリをー書いてきました。以前にも地元紙などの連載はやっていたものの、今回は長めの文章、読書が全国の小学生ということもあり、書き始めるといろいろと戸惑いもありました。

2月末、よくやく11回までの原稿を書き終え、残すところは最終回のみとなりました。サルストーリでは「モミジ」たちの生活を垣間見ながら、カモシカでは愛宕山の「ロク」と「ナナ」、そして牛ノ首岬の「ミドリ」と「グレー」の観察しながら、現在進行形のライブ感も盛り込みながら連載してきました。

原稿用紙にすると延べ70枚弱になります。カミさんのコラムも含めれ、我々ながらよく続けてこられたと思っています。読んでいただいた方には感謝、感謝の言葉でいっぱいです。あるとき、関西にお住まいの脇野沢の出身という女性から電話があり、懐かしい地名がいっぱい書かれ、感動しながら読んでいます・・、毎月楽しみにしています・・、といった言葉をもらいました。もうこれだけでも書き続けた甲斐もありました。
 

牛ノ首岬でひとりで生活する「グレー」(13年2月16日))

秋には小学生新聞のレポーターをやっていると小学生が、お父さんと一緒に「取材」にやってきてくれました。おりしもその日は初雪が降った日とぶつかり、冬取材になってしまいましたが、私の横に並んで写真を撮っている彼をみていたら、頼もしく思えました。将来の夢はと聞いたら即、「ジャーナリストです。ときっぱり。ますます感動しました。日本の将来は大丈夫だと思えました。

その他にもさまざまな方々との出会にも恵まれ、おかげさまで、あと少しでゴールインです。はじめて識別した北限のサルの「ツツジ」と「シャチ」、牛ノ首岬の「ムラサキ」と「ゲンジ」、そして愛宕山公園の主だった「ハチノジ」と「ヨノジ」からスタートし、かれらのおかげでここまで26年間の観察記録が続けられました。もちろん彼らはすでに他界し、それどれの二代目が後を引き継いでおり、生活環境は様変わりしたところもありますが、今も野生のかれらは健在です。 

連載後の春には書籍になるようです。とても楽しみですが、まず、最終回の原稿を書き上げ、書籍の為の素材も補完し、次の話しはそれからです。今冬もまた豪雪になりました。積雪はまだ1mあります。春よはやくこい、いろんな思いをこめて、あと一踏ん張りしようと思っております。

季節は、ようやく、春に向かって動き出だしました。